プレセミナー7
初めての音:リズム、呼吸と子守歌を用いた
新生児集中治療室(NICU)の音楽療法訓練
演者
Joanne Loewy
アメリカ
The Louis Armstrong Center for Music and Medicine; Icahn School of Medicine at Mount Sinai
Ann-Marie Dassler
アメリカ
The Louis Armstrong Center for Music & Medicine, Mount Sinai Health System, NYC
Andrew Rossetti
アメリカ
The Louis Armstrong Center for Music & Medicine, Mount Sinai Health System, NYC
Aimee Telsey
アメリカ
The Louis Armstrong Center for Music & Medicine, Mount Sinai Health System, NYC
概要
子宮内の音環境は、将来のすべてのリズム反応のテンプレート(ひな型)となる無言であいまいな記憶の形跡を残し、生涯にわたり、安心を与える音とリズムの象徴的なイメージを私たちに提供する。
それによって、私たちの子宮内と子宮外での生命の継続性を与えてくれるのである。
NICUと特別ケア育児室での音楽活用は、広範囲な哲学的、理論的な立場により形成される。
リズム、呼吸と子守歌(による音楽療法)は、新生児とケア提供者の間の生の音楽作りを力強くサポートするもので、健全な二者関係、三者関係の発達、トラウマの改善、そして神経心理学的な発達の理論の情報に基づいている。
リズム、呼吸と子守歌による音楽療法は、ある一つの文化的なモデルを押し付ける(一つのモデルにとらわれる)のではなく、文化的に繊細な適用が可能なモデルを探索している。
私たちは、哲学的な立場の違いを認め合い、リズム、呼吸と子守歌によるプログラムが効果的な実践をサポートするのを可能にする。
NICUにおける新生児の家族のための介入は、ケア提供者と新生児の絆の形成プロセスを促進・支援し、トラウマの軽減と対処方法を提供する。